にんにくは6,000年前から滋養強壮剤だった

にんにくは6,000年前から滋養強壮剤だった

人間とにんにくとの歴史は、紀元前4,000年頃、つまり今から6,000年程前から続いていると言われています。エジプトの王墓からは9個のにんにくの粘土模型が発見されており、古代エジプトのピラミッド建設では多く用いられてきた天然の滋養強壮剤であったとされているのです。

ピラミッドの建設に関わる労働者には報酬として「にんにく」が大量に配給され、貴重な活力源として利用されていたとともに、怪我をした際の治療薬としても用いられていたのです。

何らかの理由でにんにくの配給が止まった時には労働者たちはストライキを起こしたともされており、如何ににんにくが人々と強い関わりを持ち、重宝されていたかという事がうかがえるのです。


古文書にも記されたにんにくの健康促進作用

古文書にも記されたにんにくの健康促進作用

近年発見された紀元前1,500ほど前の古代エジプトの薬物治療書「The Papyrus Evers(エベルスパピルス)」には様々な薬草を用いた疾病の治療法が記されていますが、その中ににんにくを用いた治療法が22種類も記されています。

代表的なものとしては「感染症の予防」「殺菌効果」「神経系の病気の治療」「疲労回復」などで、現在にんにくの効果として知られているもののほとんどは、既に紀元前から伝えられてきたものだったのです。

また、当時にんにくは魔除け効果も高いとされていたようで、棺桶の中に入れるなど様々な面で、人とは切っても切れない関係だったのです。


にんにくの恩恵を受けているのは人間だけじゃない

にんにくには強い殺菌効果や疾病予防効果、疲労回復効果など様々な効果を期待することができますが、その恩恵を受けているのは人間だけでは有りません。

メキシコや西インド諸島などでは闘鶏を行う鳥を強くするためににんにくを餌として与え、ボヘミアでは闘犬を育てるためににんにくを餌に混ぜて食べさせているのです。

もちろん、野生の動物も本能的ににんにくを食べる動物が存在しており、代表的なものがであるとされています。野生の猿は動物園の猿よりも成長こそ遅いですが、冬が明けると野生のにんにくを採取して食べ、夏はにんにくの中まであるキハダを食べるなど、非常に健康的で免疫力も強いと言われているのです。